2018.1.22
先日、Amazon.com で面白い編み物本を見つけて、思わず買ってしまいました。アメリカの本なんですが、身頃、襟ぐり、袖、襟…とそれぞれ5,6種類のパターンがあり、1つずつ選んで組み合わせてイージーオーダーのように好みのプルオーバーが作れる、というもの。
各パターンには、XSから4Lまでのサイズとゲージを表にしたものがついており、作り目数やら減目数などが一目瞭然。
例えば、1インチに5目(10cmだと20目)のゲージの糸でMサイズを編みたければ作り目は74目、っていう具合に表に数字が入っているのです。袖ぐり、襟ぐりなども同様にすべて表になっています。
要は、割り出し計算をしなくてもいいよ~、っていうことです。
毛糸を決めて、スワッチを編んだら、表を見て編みたいサイズの目数を作り目し、どんどん編み進められます。
裾の縁編みも10種類以上あります。あとポケットとかフードとかのパターンも載っていますので、例えばこんなセーターが出来ちゃうよ!っていうことです。
最近の手編みの傾向として「まっすぐ編むだけ、簡単」「太い糸で短時間に出来上がる」みたいな方向にどんどん進んで行っていますが、そればっかりじゃぁ面白くない、と思うのです。
オリジナルのセーターを作りたい、と思う方はたくさんいらっしゃるはずだけど、手編み講師の資格を取ろうかっていう方以外、製図なんてもちろん、サイズの変更や割り出し計算も知らないのがふつうですよね(知ってても面倒くさい、とか計算はどうしても苦手という方も…)。そういう方にはいい本だと思います。
この本もパターンはそんなに精密じゃないし、とじ・はぎや端の始末なども簡略化されていますが、そこそこ形にはなると思います。
あれ…? そうすると私の仕事がなくなる!?