2019.4.11
洋書の4月の新刊本を3冊ご紹介。
1冊目は "FASHON KNITWEAR DESIGN" 4/1発売。
手編みの本ではなく、ニット地(生地)を使ったお洋服のデザインについての本です(手編みも含まれているかもしれないけど)。
中が見られないので詳細はわかりませんが、ファッション、テキスタイル、ニットデザインの学生や若いプロのデザイナーのために書かれていて、アイデアから完成品までのニットデザインをするのに必要とされる多様なスキルに関するアドバイスがつまっているとのこと。
布地と衣服のデザイン開発、パターンの裁断、衣服の製作など、デザインプロセス全体がカバーされています。
ファッションのプロを目指す方向けなので、ちょっと方向性が違うけど…
糸や構造に関する技術的理解を深めるために役立つことが書いてある章もあるようで、興味をひかれます。
2冊目は "LACE KNITTING" 4/22発売。
レース編み(透かし編み)の歴史を紐解き、各地の伝統的なレース編みの類似点についての考察や、70(!)を超えるレース編みについての情報が書かれている、レース編みの解説書、研究書のような感じですね。一応、作品も7つ掲載されているようです。
これは是非読んでみたいです。
ちょっとマニアックな本が続きましたが、最後は初心者向けです。
"Crochet Your First Cowl: 14 Easy-to-Stitch Projects for True Beginners" 4/28発売。
かぎ針編みのカウル(スヌード)が14種、簡単だけど凝って見えるデザインなので、初心者でなくても編みたくなるんじゃないでしょうか。
色合わせやゲージの取り方についてなども丁寧に説明してくれています。
英語のレシピで編んでみたいと思っている方の入門にもいいかもしれません。少し編める方なら、読まなくても編み方が何となくわかると思うので、逆に「あ、この編み方は英語ではこう言うのね」って覚えていけると思います。