2022.5.2
THERIACA 濱田明日香さんの作品展に行ってまいりました。
今回、4/25に出版された「THERIACA Yarn, Rope, Spaghetti」に掲載されている作品の展示です。
トークショーも見てきまして、その中でも濱田さんご自身が「実験」という言葉を使っておられたんですが、まさに様々な糸や、糸ではないものを編んだ、実験的な作品の数々。
DARUMAさんの糸を使ったバッグやウェアなど形になっているもののほか、身の回りのもの(消しゴムやぬいぐるみなど)から色を抽出したスワッチや小さな作品の数々はまさに「実験」っていう感じで面白かったです。
私もこういう実験的なことが大好きなのですが、普段、なにか形にしなくてはという気がしてしまってなかなかできずにいます。もっとこういうことに時間を割いていきたいなぁと改めて思いました。
一角には濱田さんのアトリエを再現したコーナーもありました。
会場となった、神戸の KIITO(デザインクリエイティブセンター)は、1927年に輸出生糸の品質検査を行う施設として建てられた、神戸市立生糸検査所を再利用した建物です。
ゴシックを基調とした建物はとてもきれいで、生糸の品質検査をしていた当時の機械なども展示されています。
100年近くも前にこんなに精緻な機械を使って品質を保持していたなんて、日本人らしいというか、すごいなぁと思います。こちらは常設で、とても興味深いので、なにかのついでに是非見てみてください。
併設のカフェには、生糸の水分量を測る機械をリメイクしたテーブルがありました。