兵頭良之子さんの carashoptokyo's STORE で、 BLUE FOX SUPER FINE MERINO YARN の予約販売が行われています。
Super Fine Merino Wool 70% Blue Fox 30%(オーストラリア)、100g/約400m、4号針23〜24目30段、1カセ(100g)3,900円(税込)。
スーパーファインメリノにブルーフォックス混ですよ!毛糸では初めて見ました。
しかも、梳毛糸(そもうし)!
糸の作り方には梳毛紡績と紡毛紡績というのがあります。原毛を丁寧に梳いて、繊維の長い毛だけを紡いだのが梳毛糸。Worsted(ウーステッド)と言えば聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
梳毛糸を作るのは手間がかかる上に、繊維の長い羊毛以外で作るのは大変難しいそうです。例えば、カシミヤ製品にも安いのと高いのがありますが、安価なカシミヤは紡毛糸、高価なカシミヤは梳毛糸の場合があります。
ちなみに、昔ながらの手紡ぎに始まる手編み用毛糸のほとんどは紡毛糸(Woolen ウーレン/ウールン)です。紡毛糸のほうがふっくらとして保温性が高いです。
というわけで、これは買いだ!と思ったのですが、8月下旬~9月上旬発送の第一弾は、何カセにしようかな~とか悩んでいるうちに一瞬で売り切れ。
すぐに10月中旬~11月中旬発送予定の第2弾が出たので、無事購入できました。
画像真ん中のL.Glay(ライトグレー)を4カセ買いました。
第2弾の予約は8/25までです。
Carashoptokyo's STORE で購入した、BLUE FOX SUPER FINE MERINO WOOL YARN が届きました。
梳毛糸(「そもうし」についてはコチラで少し説明しています)なので、サラッとしていて、少し艶があるとってもきれいな糸です。伸縮性はあまりありません。
ブルーフォックスは、もちろん柔らかくて気持ちいいだろうけれど、ひょっとしたらちょっとチクチクがあるかも?と思っていましたが、杞憂に終わりました。チクチクなんてしませんっ。
打ち粉をしたパン生地を触っているような感触(わかります?笑)です。めっちゃ気持ちいい!
タイトな、いわゆる「きれいめ」のリブセーターにしたいと思っています。編むのが楽しみ。
兵頭さん直筆のメッセージカードとパンダのマスコットがオマケについていました^^お心遣いに感謝。
BLUE FOX SUPER FINE MERINO WOOL YARN でスワッチ編みました。
1目ゴムからの2目ゴム。参考ゲージは4号でしたが、3号で編んでいます。
昨日のブログに書いたように、2目ゴム編みのリブセーターにするつもりだったので、いきなり2目ゴムで編み始めたんですが、なんだか思ったのと違う感じがして、表2目・裏1目の変わりリブにしてみたり、ねじり目のゴム編みにしてみたり... ねじり目のゴム編みは編地が固くなってしまったので、号数を上げればいいかもしれないけど、結果やっぱり2目ゴムが一番しっくりきました。初志貫徹。
アンゴラのようなほわほわとした毛が表面に出ますが、遊び毛はほとんど散りません。さすが梳毛糸、糸同士もからみにくく、とても編みやすいです。
ゲージも取れたので、編み始めましょうか。見れば見るほど、触れば触るほど、編めば編むほどきれいな糸。
丁寧に編んでいきたいですね~。
BLUE FOX SUPER FINE MERINO WOOL YARN で編んでいるリブセーター、今ここ。
後ろ身頃の脇下ぐらい。
まぁ気持ちのいい糸です。スルスル編めます。
編地は、アンゴラのようにほわほわとした毛で覆われていますが、遊び毛はほとんどありません。
糸同士も絡みにくく、解くときもするすると解けます。
ちなみに、後ろ身頃ちっちゃ!と思われるかもしれませんが、2目ゴムだから横に伸びます。ゲージも「伸びゲージ」で取っています。
メリヤス編みなどは、スワッチをピン打ちせずにスチームを当てて、ゲージをとるのですが、透かし編みやリブなどは、きちんと編地を広げてピン打ちしてスチームを当てて、冷めた後ピンを外して編地が落ち着いてからゲージを計ります。
無理に伸ばしすぎると後で縮むので、ピン打ちの時に伸ばしすぎないように注意することと、ピンを外してからきちんと編地が落ち着くのを待ってゲージを計ることが大事です。
BLUE FOX SUPER FINE MERINO WOOL YARN で編んでいるリブセーターの前後身頃が編めました。
何度も書いていますが、大変気持ちよい糸で、スルスルと編めます。
全体のデザインは、セットインスリーブのタートルで大変シンプルなもの。
タートルの襟元が広がるのがあまり好きではなく、頭が通るギリギリに製図しているため、伏せ止めしてしまうと伸びなくて頭が通らなくなっちゃうので、襟ぐりは伏せ止めせず、引き返し編みで目を残して前後身頃をはいだ後、襟を輪で立ち上げていきます。
付け替え輪針は、休み目を別糸に取ったりせずに、編み終わったらそのまま針だけ外せばいいところが超便利。
次に編むときも針をつければすぐに編み始められるしね。
BLUE FOX SUPER FINE MERINO WOOL YARN で編んでいるリブセーター、あともう少しで全パーツ編みあがります。
糸を購入するときに、3カセか4カセか迷って(1カセ100g)、4カセにしたんですが、案の定あとわずかというところで4カセ目に突入。っていうか、まだ襟もあるので結局しっかり4カセ要ったってことね。
そして、身頃は先にスチームでブロッキングしました。
編んでいるときでも、すでにとても柔らかくスムースな手触りでしたが、スチームをあてると、ふわぁ~っと、より一層柔らかく、軽い編地になりました。
画像でも伝わっているでしょうか、この柔らかさ。
着るのがとっても楽しみです!
BLUE FOX SUPER FINE MERINO WOOL YARN のタートルネックセーターできました。
ものすごくやわらかで軽くて暖かい、気持ちいいセーターです。素晴らしい糸。
糸の良さを前面に引き出すためにクラシカルな2目ゴムのセットインスリーブにしました。
タートルネックでもチクチクしないし、ジャケット着てももごもごしないし、最高です。
ほわほわとした毛で覆われていますが、遊び毛はほとんどないし、毛玉にもなりにくそう。
この冬は寒くなるそうですので、いっぱい着られそう。