次に編むのは、某通販カタログで見た、サマーセーターです。
コレ↓
大変シンプルな、セットインスリーブのプルオーバー。
身頃は、表・裏メリヤスをボーダーに配置、袖に透かし編みが入っています。
ちょっと、でろーんとした感じがいい♪
アクリル60%ナイロン40%なのだとか・・・、暑いんじゃないかしら?
で、毛糸ピエロで糸を購入。
以前、カーディガンを編んだ、Pont du Gard ポンデュガール(写真左)と、いつか使ってみたいと思っていた MERANGE Siruparon メランジシルパロン(同右)。
ポンデュガールはフレンチリネン100%、メランジシルパロンは、シルク50%シルパロン50%。シルパロンというのは、シルクのようなテクスチャーのアクリル繊維です。レーヨンと違って、水にも強いので、洗濯OKです。
この2種類の糸を2本どりで編もうという算段です。
スワッチ編んで、いろいろ試してみてます。
2種類の2本どりと、1種類のみの編地をボーダーに配置したら面白いかなー、とか。
フレンチリネンとシルパロンのサマーセーター、編みはじめました。
表メリヤスの部分は、2種の2本どり、裏メリヤスの部分はシルパロンのみの2本どりです。
シンプルでカジュアルだけど、リネンとシルクの落ち着いた艶があって、品のいいセーターになるのではないかと期待してます。
なんもやる気の起きない酷暑続きで、ペースダウン著しいフレンチリネンとシルパロンのサマーセーターですが、後ろ身頃が編めました。
水通ししてブロッキング。
表メリヤスと肩の裏メリヤス部分はフレンチリンとシルパロンの2本どり、裏メリヤスの細い部分はシルパロンのみの2本どりです。
2本どりなので結構しっかり、パリッとした編地です。猛暑日には着られないでしょうが、肌に張り付かないような感じなので、初夏晩夏に活躍しそう。
お袖はフレンチリネン1本で行こうかなー、と思っております。
シルパロンはシルクの手触りそのままで、するすると逃げて行ってしまうので、編むときにかなりテンションを強くかけてぎちぎちに編まないと目が暴れます。
糸が、編み針に沿った形のままその場にいてくれなくて、好き勝手バラバラな目になっちゃうのよねー。
通常、多少目がばらついていてもブロッキングすればきれいに揃うもんですが、水通しして、ブロッキングしてもバラバラなまま。
普通に編んだシルパロンのスワッチ、ブロッキング後にも係わらず目がバラバラ。
テンションを強くかけて編んだスワッチ。同じ号数で編んだのにこんなにきっちり。
フレンチリネンとシルパロンのサマーセーター、前身頃がやっと編めました。
さて袖を編みますかね、スワッチ編んで、ゲージとって・・・
って、今頃スワッチかいっ!
うーん、袖をフレンチリネン1本で行こうかと思ったけど、やっぱり身頃とそろえた方がいいかも・・・
なんやかんやありまして、ついつい後回しになっているリネンとシルパロンのサマーセーターですが、袖がなかなか決まらなくて、先に襟と裾を仕上げました。襟はメリヤス編みのダブル、裾は一目ゴムです。
夏糸は糸自体に伸縮性がないので、襟・裾にはいつも悩むんだよねー。
かぎ針編みで縁つけるっていうのが定番だけど今回のデザインには合わないし、ざっくりニットなら、伏せ止めにしちゃうのが賢明な選択だと思うんですが、こういうスタンダードなプルオーバーの場合、襟・裾(特に襟!)に伸縮性がないと着られなくなっちゃう。かといって、夏糸のゴム編みは伸びたらビローンってなったままもとに戻らなくて、裾はまだしも襟はちょっと不細工になっちゃうからねー。
なので、襟は編み終わりの伏せ止めはゆるーくゆるーく伏せて、それを隠すようにダブルにするというのがたぶん正解かな、と。
あとは、ようやく方向性の定まった袖を編んで、急いで仕上げなくちゃ、もう秋だー。
秋と言えば、秋冬の新作キットの構想&試作が済んだので、商品化に向けて諸々、やることたくさん。
フレンチリネンとシルパロンのサマーセーター、出来上がりました。
結構重さがあります。ポンデュガールは軽いし、シルクも軽いはずなので、シルパロンの重みでしょうね。
そのおかげで、ドロンとした落ち感がでていいかも。
まだ日中30度近くあるので、もう少し涼しくなってくれないと着られないかなー。
いや、朝晩涼しいし日中はクーラーのかかってるところにいるから大丈夫か。
着てみたところはこんな感じ→→→GALLERY