手編み師範の修了作品のスカート、あれこれ編んでみた結果、この編地で行こうかな、と思っています。
作品テーマは「折り紙」。
イタリアの MONDIAL というメーカーのSCILLA(シッラ)という糸です。
綿100%のテープヤーン。普通にテープヤーンだと思ったら、なんと広げるとリリヤン!どうりで、綿100%にしてはずっしり感がなくて軽いわ。
で、糸が紙っぽかったので、紙の折り目をイメージした編地を作ってみました。
表目ベースに裏目を並べただけなのですが、裏目を縦に並べるとへこんで、横に並べると浮き出るというのが面白いかな、と。山折り、谷折り^^
ちなみに7号で編んでいます。
パフスリーブのブラウス編み始め。
裾は折り返しで縁を付けないタイプです。
私は、「ゴム編みも、かぎ針編みなどの縁も、なんか合わない気がする」っていうときによく使います。
後からほどける作り目にして、折り返し分の2倍編んだところで、作り目をほどきながら現行の目と重ねて編む、というやり方です。後から縁を付ける必要がなくて楽ちんだし、すっきり仕上がるのでお気に入り。
ところで、編み物でブラウスってどういうこと?と思われるでしょうけれど、要は「プルオーバーだけどイメージしてるのはブラウスなのよ」っていう感じです。
そうしないとなんでもかんでも「サマーセーター」になっちゃって… ギャラリーに作品をあげるときなども、タイトルつけるのに困ることがよくあります。
あせって編み始めたブラウス。やっぱり目が細かくてなかなか進みません。
ざっくりセーターをわしゃわしゃ編みたい衝動に駆られながらちまちまぎちぎち編んでます。テスト前に急に部屋の掃除とかしたくなったりしませんでした?あんな感じだよね。
でも、そんなことをしている暇がないことは火を見るより明らかなのです。だって、修了作品提出まで3カ月しかないというのに、もう一つジャケットを編むという課題が次にやってくるという予告が…
♪くる~、きっとくる~ きゃ~!!!怖いよぅ。
今のうちにデザイン決めて、製図して、あとは編めばいいだけにしておかないと悩んでいる時間はない!
私のクローン、2体ほど発注できませんかね?
オリンピック、カーリング女子の応援に来ていた藤澤選手のお母様(たぶん)、ストーンの形のお帽子手編みしました!って、持っておられましたね。かわいかった(画像探してみたけど見つけられなかったわ)。
それはさておき、パフスリーブのブラウスは脇の直線を終えて、ラグランラインの減目に入りました。
3月の講習前にブラウスだけでも編み終えたかったけどちょっと無理だなぁ…
「わー」とか「ぎゃー」とか言ってるうちにあっという間に6月(師範修了時期)になってるんだろうね… がんばろう。
パフスリーブのブラウス、後ろ身頃が編めて、前身頃に入ったんですが、襟ぐりを当初思っていたのより広く取りたい、と製図を直し、後ろ身頃の脇から上部分をほどいてしまいました。
この Stylish silk という糸、絹40%ポリエステル60%で、繊維がとても細いので、手が少しでも荒れていたりするとひっかかってしまいます。かといって、手が湿っていたり油分が多いと、とたんにぎっしぎしになって糸が動かず、ものすごーく編みにくくなるのでクリームなどをつけることもできない。すべすべさらさらのお手々じゃないと編めないというセレブなお糸様。
お糸お嬢様のご機嫌を取りながら、ばぁやはせっせと編むですよ~。
そして、袖の部分のパフりにちょっとデザインを加えたので編み方に頭を悩ませているのです…
編み直しの後ろ身頃は置いておいて、何とか週末で編んでしまいたい、と頑張って前身頃を先に編んでしまいました。
しばらくはこのペースで編み続けなくてはいけないので、手・肩を壊さないようにストレッチ入れながら…
私が自分を追い込む時は、タイマーかけて編みます。まず2段(1往復)何分で編めるか計ります。で、30分とか1時間とかで何段編むか決めて、タイマーをかけて編み続けます。目標段数編めたときに、その時間をどれだけ縮められるか自分との闘いです。
但し、スピードよりも重要なのはきれいに正確に編むことなので、間違ったり納得がいかなかったりすると、ほどいて編み直します。すると余計に時間がかかるので、速けりゃいいってもんじゃないのです。じゃぁなんで時間を計るのかというと、編んでいる最中にお茶を飲んだり、ぼーっとしたりすることがなくなるので、要は集中して編むから、トータルで時間が短縮できるということなのです。
これ、実は子供のお勉強も同じ。1ページ〇分!って、タイマーかけてやると宿題もあっという間に終わりますよ。
さて、後ろ身頃ですが、気になる…気になる…
なぜか1段きつかったようで、スジがはいってる。ずっと目をつぶってたけど、う~ん、やっぱり気になる!
どうせ編み直すなら、というわけで結局さらに60段ほどほどいてから編み直しました。
半日で復旧できるか、と頑張りましたが、あと10段っていうところでのろのろとしか手が動かなくなり、断念。おしい。
別にどこかがすごく痛くて、とかではなく、ただ単に動かなくなるという…駄々っ子のような手。
なんにせよ、無理をするといいことは何もないので就寝。
※後日、このスジはサイズ確認のため途中でブロッキングしたときに、下の紙(実物大製図)の折り目が写ってついていたことが判明!編み直すことなかったじゃーん!
課題の小物は終わったので、大物(ジャケット)に行く前に、パフスリーブのブラウスを編んでしまいたいと思います。途中で違うものを編むと”手”が変わっちゃうので一気に編まなくては…
というわけで片袖編み上がりました。
まだブロッキングしていないのでイマイチ形がきれいじゃないけど、袖口からの増目のラインは、折り紙で折った風船のイメージです。
実際に編んでみないとわからなかったのですが、まぁまぁ思っていた通りのラインが出たので、もう片方の袖も超特急で編み上げる!仕上げは後でもいいから、アフガンのジャケットに早く着手したい。なんせ、普段やらないことだから、時間配分を多めに読まないと失敗するといけないからね。
そして、手編み師範講座5か月目2日目にはなんと、筆記試験があるデスヨ。これまでの講義内容をしっかり復習しなくては。
アフガン編みのジャケットの糸の追加注文をしていたのがなかなか届かず、手が空いてしまったので、パフスリーブのブラウスを仕上げることに。
袖口と襟は i-code(アイコード)で伏せ止めしました。
袖口は3目、襟は5目のアイコードにして、頭が通るかな?とドキドキしながら途中何度か確認し、大丈夫だったので良かった~。
袖のふくらみは、裾広がりに編んだ分と外側にV字に増し目して作っています。パフの分量は抑え目。袖口をパフで覆うように着たかったので袖口はぴったりフィットに仕上げました。
シルクの糸なので、張りのあるパンとしたふくらみではなく、とろんと落ちる感じ。
手編み師範の修了作品、いよいよスカートの作成に取り掛かりました。
使用している糸は、イタリアの MONDIAL の SCILLA という糸。コットンの細ーい糸をネット状に編んだものを平べったくしたリボンヤーンです。
買い置きしていた糸で、12玉しかないので結構ぎりぎりの戦い。
スカートと言っても、なんて言えばいいのかしら、オールオーバー?オールインワン?ジャンパースカート?
修了作品には襟がついていることが条件なので、ホルターネックのベストとスカートがつながったような形。
イメージに合う画像が見つからないので、出来上がりをお楽しみに…ということで。
あぁ~、やっぱり棒針編みはいいねぇ。なんかしっくりくるわ。
あ、そうそう、指につけるデジタルカウンター、いいですよ^^
ジャンパースカートの後ろ身頃編めました。
ブラウスを編んでいた糸に比べてずいぶん太いし、模様があって飽きないのでサクサク進みます。
しかし、白い糸は気を使いますね。編む時は手をよく洗って、周囲に何もないか確認して、糸玉はビニール袋にいれたまま、繰り出す糸がどこにもこすらないように…
それでも、たぶんブロッキングの為に水通ししたら、水がうっすら汚れるに違いない(もちろん、どの糸も製造過程からの汚れはあって当たり前なんです)。
さて、前身頃編んで、襟編んで…
裏地どうしようかな~、縁はどうしようかな~(毎度同じことを悩む)。
裾は今回簡単に、ガーター編みで編み出しています。軽い仕上がりにしたいので、縁はつけないつもり。
あ、ボタンは今回ちゃんと用意してあるんです(っていうか在庫の中にいいのがあった)。
ジャンパースカートの前身頃、いまここ。
ヒップのあたりですかね~。この辺から前あきなので、前立て部分をあけて、左右分けて、同時進行で編み進んでいきます。
頑張って今日、明日で編みは終了したい。
ところで、話は編み物はおろか手芸でもないんですが、お花を花瓶にいけるときに使う花留めの透明なのを以前に見かけて、いいな~と思ってたんです。
花器の中でお花がいい位置に収まるようにするものなんですが…
いざ買おうと思うとなかなかないんですね。ようやく1商品だけ見つかって買いました。「Flower Friend(フラワーフレンド)」という商品です。
ほんとに、わりとどこにでもあるもんだと思っていたので意外過ぎて思わず書いちゃいました…
ウイングカラーのジャンパースカート、襟も編みあがって、編みは終了。
ここからは縫い物です。
実物大製図をもとに型紙を作りまして、布を裁断していきます。
目の詰まった綿ブロード、シャツにするような生地です。一番縫いやすくて扱いが楽。
布地にハサミを入れるのは、毎度一番緊張する瞬間!
パーツはこれでいいのかなぁ、不安だなぁ。
身頃でしょ、襟でしょ、袖ぐりと、前立て…縫い代もちゃんとつけたよね…何度確認しても不安はぬぐえませんが、どこかでえいやっと切らないと先へ進みません。
切ってしまえば、後はダーっと縫うだけ。とはいえ、縫う順番を間違えないようにしなくちゃ。もう一回シミュレーションしとこう。
ウィングカラーのジャンパースカート、もう出来上がりが見えた、と思ってからもたついて、やっと出来上がりました。
前たて、袖ぐり、後ろ襟ぐりなどを布地で作ろうと思っていたけれど、やってみたらいまいち。
ほかの布を探してみたけど、結局は編むことに。
で、裏地を縫うついでだし、ミシン掛けしても大丈夫そうな編地だったので、とじはぎはミシンでやっちゃいました。
手でとじはぎをやっていていつも思うこと…「これって、手縫いで服作ってるのと同じことよね…」
今回ミシンでやって、改めていつもは手縫いで服作ってるんだわって思ったわ。
襟の縁編みは、バック細編み。ボタンは手持ちの中から、きれいなブルーのを選びました。
で、中にパフスリーブのブラウスを着て、赤のサンダルを合わせる。私が着るには可愛すぎるけど、修了作品発表会用だからいいの。
着てみたところはこんな感じ→→→GALLERY