編み図の見方
編み図は、升目と記号を使って編地をそのまま書き表したものです。 |
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どんな編み物の本でも編み図がついていて、編み物をする方々がみんなその知識を共有しているのはおそらく日本独自ではないでしょうか。 複雑な模様を描くとき、様々な形を作るとき、編み図は大変便利です。編み図がないとできないといっても過言ではありません。 |
まず、棒針編みでもかぎ針編みでも、編み図はすべて表側から見た図です。
ここでは、棒針編みの編み図について説明します。
平編みする場合、往路は表側を見ながら編み、端まで行くと編地を裏返して、復路は裏側から編地を見て編むことになります。
かぎ針編みは表と裏で編み方が変わることはめったにないのですが、棒針編みは裏側を見て編む時は必ず編み図も頭の中で裏返さなくてはならないのです。
例えば、
メリヤス編みの編み図は、全て表目です。
裏を見て編む段では裏編みをすることによって、表側に表目が出るようにします。また、図の左から右へ向かって編んでいくことになります。
原則、編み図において奇数段は表を見ながら編む段で、偶数段は裏を見ながら編む段です。
ですから、模様編みの操作はほとんどの場合奇数段にしか出てきません(複雑な模様になると、両面操作が必要なものもあります)。
次に、増目、減目についてです。
大きすぎて編み図を全て書ききれない場合、略して次の図のように書いてあります。
これは、「8段ごとに1目増目を5回くり返し、7段増減なしで編む」と読みます。
(図は増目ですが、減目も同じように書きます。増目か減目かは、形をみて判断します。)
編み図にすると、このようになります。
1~8段め、最初の目数で編む。
9段めと10段めそれぞれの編み始めで 1目増目をする。(あるいは、9段めの編みはじめと編み終わりで1目ずつ増目する)
・・・というように、編んでいきます。
人によっては、8段目で増目操作をするという方もいます。
トータルの目数が同じで、均等に増目が出来ていれば、どのやり方でも構いません。