棒針編み・かぎ針編み
日本では、棒針編みもかぎ針編みもひっくるめて「編み物」と言いますが、英語では knit(棒針編み)と crochet(かぎ針編み)とをひとくくりにする言葉はありませんよね(「手仕事礼賛」の中で林ことみさんも書いておられましたね)。
「編み物」ときいて思い浮かべる映像は、たぶんほとんどの方が棒針編みだと思うんですよ。編んでいるところじゃなくても、毛糸玉に棒針が刺さってる絵とかね。
でも、実際に編んでいるのは、というと圧倒的にかぎ針編み人口の方が多い、不思議。
棒針編みとかぎ針編みって、道具も動きも全く異なるのに、毛糸を使うっていうだけでひとくくりにされます。かぎ針編みとレース編みの方がよっぽど近いのに、別扱いです。
棒針編みとかぎ針編みは別々の手芸カテゴリとして扱うべきだと思うんです。日本手芸普及協会の手編みの資格も、現在は「講師」「指導員」は棒針編みとかぎ針編みが別です(準師範以上は一緒)。
手芸をされる方は、あれもこれもっていう方がやっぱり多いですから、どちらもやるっていうことには変わりはないのかもしれないけど、分類として全然違うと思うんですよね。