毛糸の太さと針の号数
糸の必要量 と共に、編み始めるに当たって必ず聞かれるのが何号で編めばいいですか?というご質問です。
通常その糸に合う針の号数は毛糸のラベルに書いてあります。では、ラベルがついていない糸の場合は?
毛糸の太さの2、3倍程度の太さの針でスワッチを編んでみます。目視で、だいたいでかまいません、「試しに」ですから。
ゲージがちがうなー、と思えば号数を上げるか下げるかして再度スワッチを編みます。
ちなみに、棒針の号数と直径は以下のとおりです。
3号=3㎜、号数が下がるごとに1号当たり0.3㎜細くなり、同様に号数が上がるごとに1号当たり0.3㎜太くなります。
例えば、8号なら (8-3)×0.3+3=4.5㎜です。
オリジナルの作品を作ろうとするとき、編地に関するデザインは毛糸の種類、編み方のほかに針の号数を変えるというバリエーションもあります。棒針の場合(※)、号数を上げて目を大きくするとローゲージ、号数を下げて目の詰まった編み地にするとハイゲージといいます。
糸の必要量の話でも結論は「編んでみないとわからない。」でしたが、これこそ、編んでみないとわからないとしか言いようがないのです。
いろいろ試してみると面白い発見があるやもしれません。
※通常、かぎ針の場合はゲージぴったりの針を使い、ローゲージ・ハイゲージにすることはめったにありません。