糸と編地とデザイン
”どういった物を編むか”の決め方は、大きく分けて
① デザイン先行で、そのイメージに合う糸を探す場合
② 糸からイメージが膨らんで、デザインが決まる場合
の2つです。
①からスタートして、なかなかイメージ通りの糸が見つからない時や、とても魅力的な糸に出会った時など、途中で②に変わることもしばしばです。その場合、最初のデザインはお蔵入り。
糸自体がとても素敵でも、どんなデザインのものがいいのか思い浮かばないこともあります。そんなときは、糸がお蔵入り。
さらに、このデザインでこの糸で、と決めても、実際に編んでみると編地がイメージと違った、ということも起こります。編地(模様)を変えるか、糸を変えるか、はたまたデザインから見直すか… 悩みに悩んで、編んで編んで、試行錯誤の連続です(製作過程の中で、これが一番楽しい時間だったりもしますが)。
糸と編地とデザインのどれもが一番輝く組み合わせを見つけたい、といつも願っています。